シェルトの手は大きく分けて4つ(移動,方向転換,随伴,張替え)に分けられるが、盤上の前衛については以下の三種類の手が考えられる。
- 普通に動かす、または移動先の駒を攻撃しながら動かす(移動)
- 方向転換状態にする、または元に戻す(方向転換)
- 前後左右に隣接する味方の前衛と共に移動する(随伴)
まず随伴ができる条件として、次の三つがある。
- 両者は前後左右に隣接している。
- 両者は共に前衛、あるいは一方が前衛でもう一方が前衛を張ったテームスである。
- 両者は共に味方、あるいは一方が味方でもう一方がテームスである
2.3.について、慣れるまではテームスが絡んでくる場合を見落とす恐れがあるので注意。
随伴ができるとして、さらに移動先の条件として次の四つがある。
またここで、随伴する側の駒を随伴駒、随伴される側の駒を被随伴駒と呼ぶことにする。
- 被随伴駒は随伴駒と共に平行移動する。
- 両者の移動先は空きマスである。
- 随伴駒の移動先は自身の行けるマスである。
- 随伴駒は被随伴駒がある方向へは移動できない。
2.について、これは随伴する際に「相手の駒を取る」または「駒が盤外に出る」ことが許されないことを意味している。
4.について、これは例えば被随伴駒が右または左にある場合に横軸方向への移動が行えなくなることを意味している。
その他、個人的に以下の不明・疑問点がある。
- 塔または橋駒が随伴する際、随伴相手が他の駒を飛び越えるのは許されるか。
もし間違いがあれば教えてください(